園便り 平成30年7月

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園便り

今月の園便り 7月

梅雨が明けたかのような日差しが降り注ぐ日は、園庭に水着姿の子どもたちが飛び出してきます。頭からホースのシャワーを浴びながら、大はしゃぎです。

園庭のピーマンやキュウリの苗が大きく育ち、収穫したクラスは薄く切っておなかの中へ入れています。今年は野菜栽培が盛んで、たくさんの種類の野菜の苗が栽培プランターに植えられました。サトイモ、サツマイモ、ウリ、ヘチマ、トマト、ナス、オクラ、パプリカに加え、中央花壇にはキイチゴ、ブッラクベリー、オリーブ、ユーカリの木が植えられ、はてさてオジギソウや食虫植物まであるのには驚きました。子どもたちが喜びそうな植物を購入し、観察した時の子どもの反応を想像する先生たちも嬉しそうです。3つのトマトが大きくなりぶら下がっています。赤くなったら収穫して、またみんなで食べるのでしょう。採れたての熟したトマトに「トマトおいしい!」と驚く子どもたちの顔が目に浮かびます。

学園には実のなる木がたくさんあり、それを材料に活動する様子が日常的になりました。子どもたちの興味・関心に応えそれをさらに広げ、生きた活動へと繋げていく先生たちの意欲には脱帽です。

カリタス幼稚園では年少から年中へ、そして年長へと繋がり展開する活動を大切にしています。遊び、制作、発表、様々な体験の一つひとつが次の活動への経過であると考えるからです。今何に関心があるのか、次にどのように展開したいのかを教師たちは敏感にキャッチし、できるだけ子どもたちが目を輝かせて次へと挑戦できるよう計画し、準備していきます。

先日の公開保育研究会では、「子どもたちとつくる保育」-見たい、知りたい、やってみたいに応えて-という今年度のカリタス幼稚園のテーマで、年長横割り活動が行っている「身体を知る」を取り上げました。とても高度な内容ですが、年少の時に行った「顔を描く」から年中の「ぶらぶら人形」へと進み、今年はぶらぶら人形で胃に納まったものがどうなるのかという子どもたちの疑問から、予想し、グループで相談し、見えないものを想像し考えていくことの面白さを知りました。朝からの園全体の公開でしたが、どの場面でも生き生きと活動する子どもたちでした。