園便り 平成28年2月

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園便り

今月の園便り 2月

<プロセスを大切に>

幼稚園では『子どもは本来、大人から全て教え込まれる(大人が世話をする対象)ではなく、自分で見て学び、自分の身体のどの部分を育てたいのか分かっている。自分で自分を高めることができる自己教育力を持っている存在である』と捉えています。だからこそ、子どもの力を信じて「子ども達のために、幼稚園が安心・安全の場となるように」以下のことを大切にしています。

  • 子どもが自分でできるようになりたいことが何であるのか、一人ひとりをよく観察する。
  • 子どもが一人で大人を頼らずに園生活を送ることができるように場所を設定したり、子どもが扱えるサイズの物を準備したりする。
  • 準備した物(子どもがやりたいこと)の扱い方・手順を分かりやすく、ゆっくり丁寧に大人が見本を示す。(言葉をできるだけ挟まないようにする。年長児が見本を示すこともある)
  • 大人が見本を示した後は、子どもに任せ、間違いがあったとしても、直接指摘するのではなく、失敗から学ぶことを見守る。(試行錯誤することで、工夫する力・考える力が育まれる)
  • 子どもが活動している時、その子に合ったタイミングをよく見て声掛けをする。何かに取り組んでいる最中に声をかけ、子どもの邪魔をしない。
  • 子どもが自分の力で幸せになれるように、その土台を作る。そのために肯定的な経験を積む機会を作る。

これらを心に留めながら、活動のプロセスを丁寧に過ごすことができる環境と体験する機会を提供し、子ども達と関わっていきます。子ども達の成長のために努力する幼稚園でありたいと思います。