園便り 平成28年4月

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園便り

今月の園便り 4月

多くの新入園児にとって、大好きなお母様と完全に離れるのは初めてではないでしょうか。初めは、園に慣れることが重要です。幼稚園でのことが気になることと存じますが、「幼稚園で何をしたの?」「お友だちはできた?」などと、心配のあまり聞き過ぎてしまうと話をしなくなってしまいます。また、幼児期の子どもの記憶は、長い間とどめておくことが難しいので「忘れた」と答えることがあります。お子様が自分から話し出すまでは、そっと見守ることが大切です。登園の際、泣いてお母様から離れることを嫌がる場合がありますが、お母様と一緒にいたいという気持ちをまずは、共感してあげてください。その後、必ず迎えに来ることを本人が納得できるよう優しく話し、幼稚園へ送りだしていただきたいと思います。泣いて嫌がることは、悪いことではありません。言葉にできない自分の気持ちを表現している1つの方法です。言葉に表現できないことを大人が読み取とろうとして悩まず、子どもの順応性を信じて背中を押して送り出していただきたいと思います。その繰り返しによって、泣いても妥協されないことを子ども達は学びます。幼稚園で安心できる自分の居場所を確保しながら、園生活に慣れていきますので、ご安心いただきたいと思います。ご心配なことは、どのようなことでも園にご相談ください。

子ども達の反応は様々です。どうぞ、それぞれの子どもの成長のペースを受け入れて、心配しすぎないようにようお願い申しあげます。