園便り 平成28年10月

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園便り

今月の園便り 10月

<聖マルグリット・デュービル>

カリタス学園設立母体(ケベック・カリタス修道女会)の基になっているモントリオールのカリタス修道女会の創始者である聖マルグリット・デュービルは1701年10月15日、モントリオール郊外のヴァレンヌというセント・ローレンス川沿いの小さな村で生まれました。翌日、10月16日に、生家の隣にあった聖アンナ教会で洗礼を受けました。カリタス学園ではこの日を創立記念日としてお祝いをしています。また、幼稚園では10月の目標の1つに「創立記念日をとおし、聖マルグリット・デュービルの生き方や精神を知り、聖マルグリット・デュービルに倣った生活をする」ことを掲げています。そして、10月のみ言葉は「この最も小さい者の一人にしたのは、私にしてくれたことなのである(マタイ25章40節)」をとりあげています。なぜなら、聖マルグリット・デュービルはこのみ言葉を心に留め実践することを心掛けていたからです。彼女の生涯は決して恵まれたものではなく、たくさんの逆境に遭遇しますが、神のみ摂理を信じて、彼女は夫が亡くなった後、生活が苦しかったのにもかかわらず、盲目の老婦人を引き取って一緒に住むことから奉仕活動をスタートしました。そして、最も貧しい人々に手を差し伸べる奉仕活動を行いました。子どもたちは、彼女の幼少期から亡くなるまでのことを紙芝居をとおして学んでいきます。そして、日々の生活の中にも聖マルグリット・デュービルのことを心に留めることができるように、幼稚園の2階に向かう両側の階段の壁に「誕生から帰天するまでのパネル」を常に掲示しています。幼稚園では、困っている人に手を差しのべられる人となるように幼児期にたくさんの愛を注いでいます。