理事長挨拶

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理事長挨拶

カリタス学園理事長

クローデット・ベルニエ

Claudette Bernier

「愛」の心を育み、世界につながる教育をめざす

カリタス学園の校名である「カリタス」は、イエス・キリストがことばと行いを通して、自らの生き方をもって示した神の「愛」を意味しています。

ケベック・カリタス修道女会カナダ本部から派遣された最初の3人のシスターとその協働者たちは、学園に集う子どもたちが本物の愛の体験―愛される体験、愛する体験―を通して「愛」の心を育み、喜んで人の役に立てる人間に成長していくよう切に願いました。

こうして、大勢の善意ある人々の協力のもとに、CARITAS「愛」という名の学園が誕生しましたが、その後、み摂理の導きと使命感に燃える教育者たちの献身のお蔭で著しく発展してまいりました。

間もなく、カリタス学園は創立60周年を迎えようとしていますが、過去の歩みに感謝しつつ、教職員全員でともに、変化の激しい時代に適した質の高い教育実践に一層チャレンジしていきたいと願っております。教育環境においても、教育内容においても、絶えず改善向上に努め、そして何よりも、カリタス独自の教育理念、建学の精神が継承されるよう惜しまずに尽くすという決意を新たに、励んでまいりたいと思います。

カリタス学園で学ぶ一人一人の園児、児童、生徒たちが、持っている才能を十分に伸ばし、周りの人たちに優しい心配りができ、彼らの心に培われた「愛」が、地域社会や日本の、アジアの、そして世界の隣人への「愛」へとつながっていきますように祈っております。