カリタス小学校
カリタス学園
1年3組

1年3組からのトピック

■年間のテーマ
「だぁいすき」

 毎日、羊のふわとの楽しい生活を送っていた1年3組の子どもたちですが、2学期も終わりに近づいたある日、3組のリードがなくなってしまいました。学校中をみんなでくまなく探しました。裏庭や池の中、靴箱の後ろなど、思いつくところは皆探したのですが、どうしても見つかりません。
 これだけ探しても出てこないのならば、次どうしようということになりました。「新しいものを買う?」「お金はどうするの?」「家でお手伝いしてお金をかせぐ?」などの考えが出ましたが、「自分たちで作ってみよう!」ということになりました。各自、材料を考え、編み方を調べ、友だちに教わりながら、自分だけの1本を目指しました。指編みあり、ペットボトルのリリアンあり、三つ編みあり…。今までやったことを思い出し、それぞれ工夫を凝らしての取り組みが始まりました。
 そんな中、きれいに編めた三つ編みを試しに引っ張ってみたところ「プチン!」と切れてしまった子どもが、早速次の日には、三つ編みを三つ編みにするという方法を考えてきました。ある子どもは、金具なしでも羊の首輪に結び付ける方法を考えつきました。どの子どもも自分だけのリード作りに熱中し、その姿は本当に楽しそうでした。
 2月には、初めての学習発表会がありました。これまで総合で取り組んできたことを、お家の方やお客様に語り伝える学習発表会です。クラス展示のお当番では、初めはなかなか声がかけられなかったものの、回を重ねるごとに、ひとり一人が自信を持ってお父様お母様、そしてお客様に、自分たちの総合のあゆみを説明している姿を多く見かけました。全てのことが初めてづくしの生活の中で、自分たちで考え、話し合い、手を動かしてきたからこそ、蕩々と語ることができたのだと確信しています。また、何人もの説明を、笑顔でゆったりと聞いて下さった保護者方々からの、「ありがとう」「とてもわかりやすかったですよ」の言葉が、子どもたちの大きな自信につながりました。このように、教員だけではなく、保護者によっても、カリタスの子ども達は大きく成長していくのです。

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